昨冬にエンジンを下から強打しました。
オイルパンを割ったりしなかったのでよかったのですが、リアのエンジンマウントブラケットを割ってしまいました。
その原因がわからず、エンジンマウントに亀裂が入ったと思っていたのですが違います。
エンジンはミッションと繫がってマウントされています。
左右と前後にマウントがありますが、左右のマウントでほぼ重さを受けています。そこで、ミッションが繫がると、次のようにモーメントが働きます。
・ドライブに入れると、タイヤの向きの半力方向、つまりエンジンは後ろ回転します。
・バックに入れると、同様に、エンジンは前に回転します。
それを、圧縮、引張りで受けているのがリアのエンジンマウントです。フロントのマウントは補佐的に移動制限をするような形になっています。
リアのエンジンマウントブラケットが割れたということは、バック時の引っ張り半力がゼロになりますから、フロントのマウントだけで力を受けるようになり、ズドンとショックがくるわけです。
バラしてみてわかったので、部品の注文です。いつもの通り、イギリスのVauxHallの部品屋にお願いしました。
作業をはじめて、取り出してみると部品が合いません。
どうやら、間違えたようです。説明のためにトラヴィックの部品図を送ったのですが、エンジンの仕様ではなく、絵で判断して部品を送ってくれたようです。たぶん、これはトラヴィックのZ22エンジン用と思われます。ちなみに赤丸部の矢印が割れた部分です。
ところが割れた部分がぐらぐらして元に戻すも容易ではなくなってしまいました。
部品は早ければ4-5日で届くので、とりあえずメールで確認をお願いして、車は動かさずに待つことにしました。