ザフィーラのエアコン修理が終わったのもつかの間、今度はヴィータのエアコンが壊れた。
マグネットクラッチが壊れたらしく、コンプレッサーが回らない。
まず、圧を計ってみると、ガスはちゃんと入っています。
バンパーを外し、コンプレッサーのマグネットクラッチのところ、エアコンONで電源来ていることを確認。次にマグネットクラッチの抵抗を計ると通電なし。断線です。
またまたオートガレージ959の合田さんに問いあわせてみると、マグネットクラッチ確定。マグネットクラッチは部品で取れるが、クリアランスの確認等デリケート。信頼できる電装屋かリビルトコンプを使うことを奨められました。いつもと同じに、とても親切にお答えくださいました。
それではとAutoVauxに見積もりをとると、
・マグネットクラッチ 124.73ポンド
・コンプレッサー 204.19ポンド(送料60ポンド)
これなら、コンプレッサー頼んでしまった方がよいだろう。リキッドタンクとパッキンも同時注文。
10日で届きました。
コンプレッサーには取り扱いの説明書がついています。
「オイルが入ってます!」と書いてあると思いきや。「オイルの量を確認しろ」と書いてあります。ドレンを空けて確認です。
さあ、暑い夏です。夜、涼しくなってから作業です。
・あらかじめまた電装屋で冷媒の回収をしてもらいます。
・バンパー、右前輪とアンダーカバーを外し、補機ベルトのテンショナーを緩め、ベルトを外します。
・続いて、エアクリーナーBOXを外して場所を作ります。
・コンプレッサーは3本のボルトで留まっていますので、これと配管、電源のソケットを外して本体を交換します。
新しいコンプレッサーはどうもリビルト品のようです。品番が違います。万が一、違っていたりしたら苦労しますので、並べて確認をします。
リキッドタンクを交換するためには、ラジエターのボトムブラケットを外し、前側のカバーをぐるっとまわしてリキッドタンクを露出させます。これに手間取りました。
固定ボルトを外し、配管を外して交換です。
ようやく真空引きです。40分引いて、15分おいて負圧の確認をしました。
真空引きの間に部品を元に戻します。
ガスを入れます。オイルを点検時に少々出してしまいました。電装屋に聞くと、そのくらいの量だったら補充しない。補充しすぎて効かないというケースがあるので、正確にということなら正確の方がいいのだが、必要ないとのことでした。
650gの規定量に対して600g(3缶)入れることを奨められました。
途中、二本目くらい(400g)辺りから、効き始めました。マニホールドとにらめっこしながら、3本目を入れました。
高圧1.3MPa, 低圧0.29MPa
さあ、テスト走行すると、外気温24.5度、吹き出し温度9.4度ということでバッチリ治りました。
エアコンの修理は敷居の高い作業でしょう。
Hynesのマニュアルには、この1ページだけ。高圧ガスを取り扱う危険作業なので、ディーラーか冷蔵機器技術者が取り扱うようにと、簡単な説明しか書いてありません。
メルセデスベンツ W124 Eクラス E280/W168 A190 DIYによるメンテナンスの記事は大変理解の助けになりました。
さて、気になる費用は
・コンプレッサー 204.19ポンド
・Oリング 1.17+2.25ポンド
・リキッドタンク 45ポンド
・送料 60ポンド
小計 312.61= 39,579円
関税 800円
・ガス回収 2,625円
・ガス(スペアを入れて4本 800g) 1540円
合計 44,544円
走行距離 94,653km