ポロのエアコン修理(2)完

内気循環のフラップモーター(V154)のエラーが出ているポロですが、類似事例は多く、定番のトラブルのようです。
Youtubeに修理方法のビデオがありました。ここです。左ハンドルのものなので、ちょっと違いますが、同じようにやります。グローブボックス周辺を分解します。
また、ここには分解マニュアルもありました。
sc22-2017-11-15-17-24.jpg
2のコネクタを外して、4の部分の留め具を外します。
3と5のネジ(トルクス)を外して、矢印の方向に引き抜きます。左ハンドルのクルマより狭い空間なので、ちょっと難しいです。
IMG_0434-2017-11-15-17-24.jpg
外れました。
IMG_0435-2017-11-15-17-24.jpg
外したら、モーター部を殻割りします。クリップを外せば簡単に殻割りできます。
IMG_0436-2017-11-15-17-24.jpg
モーターを外して、コネクタに繋がるギアの部分を外します。赤丸部に開閉センサーがあるのですが、ここが接触不良を起こしていますので、細いマイナスドライバーなどで起こしてはがします。
IMG_0437-2017-11-15-17-24.jpg
赤丸部、接点復活材を吹きかけて回すと、接触が回復しますが、位置がずれないようにします。
あとは逆順に戻します。
戻す前に、VCDSを接続して、アダプテーションをします。
SC27-2017-11-15-17-24.jpg
「Basic Setting」の項目を選ぶと上の画面になります。「UP」ボタンを押すと、数字が上がっていって、最後に「0」になります。
sc23-2017-11-15-17-24.jpg
戻すときにはギアの噛み込みを気をつけます。
最初にAの部分、最初のギアの歯に合わせます。この状態で2,3は離したまま、テストします。
次に2、3を合わせますが、矢印の部分、かみ合わせるギアの歯が違う部分がありますので、そこを合わせます。
組み込んだら、テストします。
IMG_0431-2017-11-15-17-24.jpg
フラップが正常動作すればOKです。
IMG_2242-2017-11-15-17-24.jpg
これでフォルトコードを消せばOKかと思いきや、V68、エアミックスモーター部も同じエラーが出ています。
また、類似事例を探します。これです。
V154もそうですが、Haynesにはこの部分の修理のマニュアルはありません。ネット頼りです。左ハンドルだと、ダッシュボードを外さないとダメなようですが、右ハンドルでは、ダッシュボード側から外せます。バラしてみるとやっぱり動いたり、動かなかったり・・・。
IMG_2250-2017-11-15-17-24.jpg
赤丸の二つのクリップ(下図3)を外せば、手前に引き抜けます。
SC31-2017-11-15-17-24.jpg
左ハンドルだとこの辺りがハンドル回りがあって、キッツキツなのでしょう。
IMG_2244-2017-11-15-17-24.jpg
V154と同様に外れました。
IMG_2246-2017-11-15-17-24.jpg
同じように接点復活材を吹きます。
IMG_2247-2017-11-15-17-24.jpg
この状態でテストし、V154と同様にアダプテーションします。
IMG_2249-2017-11-15-17-24.jpg
これはしたから見上げた写真ですが、噛み合ってるギア部、ギアの欠け部を合わせて組み込みます。
最後にテストして、フォルトコードを消去すれば修理完了です。
IMG_2241-2017-11-15-17-24.jpg
外したついでに、エアコンフィルタも交換し、エアコン修理は万全です!なかなか、ダッシュボード全バラとか、コンプレッサー交換とかは手数がかかるのですが、比較的容易に修理ができてよかったです。