このクルマ、エンジン警告灯がついているが、直噴の2.5L、低い回転域で回すことが多いので、インマニ側に汚れが溜まりやすいらしい。
ということで、スロットル。結構汚れています。
外さずに洗浄しましたが、裏側はびっしりカーボンが溜まっていました。
ウエスはこの通り真っ黒。
この後スロットル全閉位置学習と急速TAS学習をします。
<スロットル全閉位置学習>
ここで、スロットルの作動音がするのを確認する。
<急速TAS学習>
1. アクセル全閉位置学習を完了しているこ と。
2. エンジン及びトランスミッションを十分 暖機する。(水温70 ℃以上、100 ℃以下)
3. N 又はP レンジでエンジンにエアコン負 荷、パワステポンプ負荷 及び各種電気負荷がかかっていないことを 確認する。
4,アクセル全閉のままSWをONにする。
5,キーSW ON後3秒経過してから、ただ ちにアクセル全開、全閉を5秒以内にすば やく5回繰り返す。 *アクセル全閉で終わる。
6,アクセル全閉から約7秒後にアクセル全 開にし、20秒間(①)その状態を保持。 ①約10秒後にエンジン警告灯が点滅が始ま る。その10秒後にエンジン警告灯が点灯す る。
7, エンジン警告灯が点灯したら5秒以内に アクセルを戻し(全閉) エンジンを始動す る。 →急速TAS学習開始(エンジン警告灯消灯 )
8,約20秒間で学習は完了するので、その間 はキーSWをOFFしないこと。
9,キーSWをOFFにし、約10秒以上経過して から再始動させる。
これで洗浄後隙間が大きくなってアイドリングが上がったのが落ち着きます。
続いてエンジンクリーニングのRECS施工です。吸入はスロットル直後のパイプから。白煙は全くでていないので、薬剤が浸透して反応がいいということです。
そして、再びついた警告灯。
「スワールコントロールソレノイド」の異常です。このケースと全く同じ。
加速時に3000rpm以上吹けずにフューエルカットが働きます。
スワールコントロールは、低燃費を狙い薄い燃料でもエンジンを回せるリーンバーンエンジンに使われている機構で、強い旋回流を発生させ点火しやすい状態にするようです。スワールコントロール自体はアクチュエーターで動作し、アクチュエーターのバキュームを電気的に制御するのが、スワールコントロールソレノイドバルブという部品になります。
これに交換がやっぱり必要です。
一方、RECSの効果は絶大で、もっさりしていた加速がぐっと力強くなりました。2.5Lのエンジンにしてはおかしいなぁと思っていたのですが、本来のエンジンを取り戻したようです。RECSはこれまでも使ってきましたが、効果をこんなに体感したのは初めてです。