いよいよフレーム載せ替えです。これは、旧フレームからエンジン・ミッション、一式を抜き出したところ。
その前に、前回塗装したフレームですが、ウレタン塗料の硬化剤の量を間違えて、全く硬化しない。単位を一桁間違えて10倍量入れてしまった。そんなミスをするなんて・・・ということで剥離剤で剥ったのですが、元々の塗料も溶けてしまったので、下地まで削っています。
旧塗膜の下にもそこそこサビが隠れていたので、怪我の功名というものありますが・・・。
サフ入れ。
そして、今度は正確に計量して塗りました。
そして、エンジンは簡易やぐらで吊って外しましたが、エアクリとミッションを外さないと前後の隙間に余裕がなく、回転させながら、知恵の輪状態。これが、組むときにはフレームに傷を付ける原因となってしまいました。なるべく、脱着工程を少なくとやるとやっぱりいけません。
フロントはこの状態で、ステムから丸ごと脱着しました。
そして、新フレームにエンジンを積みます。いろいろ養生したのですが、知恵の輪に少々の傷が入りました。後からタッチアップします。
そして、問題はこの時点で気がついた。フレームが若干違う。R100にはツインサスの前期型とモノサスの後期型があり、この二者にはリアサスのマウントが違い互換がありません。ツインサス用のフレームは同じだと思ったらエンジンマウントとステップのマウントなどに違いがあるのです。旧フレームは1980年式、新フレームは1978年式。エンジンマウント部はカーラーの厚みが違います。旧カーラーを薄く削って合わせました。
そして、リア一式を付けて、ステップ、シフトペダルとブレーキを組んでいきますが、ここで、違いがもう一つ。
旧フレームはエンジンマウント部に右ステップのブラケットが着きますが、新フレームは赤丸位置。青矢印のブレーキマウントの径が新フレームの方が細い。マウントネジの径をこれまた削り込んで付けました。少々削りすぎたようで、少しガタつきます。ここはまた、対策を考えます。
左も同様。エンジンマウント部にセットされているブラケットが赤丸部に移っています。
作業の大半は息子。要所要所のみ手伝いました。