ゴルフのマニュアルシフトモードはティプトロニックと言いますが、このモードに入らず苦闘しています。ことの発端はこのゲートストリップの破れ。それを交換しようとしたところでおかしくなったようだ。
ここには、そのスイッチとなっているF189という部品。この基盤とそれを磁石スイッチで動かしている。PRND432という通常モードはただ、シフトレバーの位置を検知しているだけだが、ティプトロニックモードになると、3つのスイッチを動かし、ゲートスイッチ、+、-と3つのスイッチを可動させる。それぞれが、ミッションECUにアース(グランド)を送るのだが、ゲートスイッチは一度入ると解除するまで+-に動かしても信号を送り続けなければならない。
これは診断機を当てたところ。
それがわかって、ミッションECUに直接信号を送ってみたところ、うまくいった。ということは、不良箇所はどこだ?
これは、この後の型、6速ミッションのものだが、こちらは3つのスイッチの他に、もう一個、磁石があって、それがD, Sのドライブに入っていることを検知していないとティプロトニックに入らないという安全スイッチになっている。5速のものはこれがないようで、単純に3つのスイッチが動けばいいようだ。それがなかなかこれ以下の情報が見つからずに苦労し、ストリップを含むスライドカバー一式をebayで購入し、入荷したところ、セーフスイッチがなく、どうもそうらしいということがわかった。それはどうも高いお金を出して無駄になったようだ・・・。
これは、
Self-Study Programme 232
5-speed Automatic Gearbox 09A/09B
Design and Function
という資料で、ネットで拾ってきた。
さらに詳しい詳細な配線図がこれのようで、+-スイッチは単純に信号を送っているのだが、ゲートスイッチだけはダイオードを挟んでいるように書いてある。実際に基盤を追って見ると、それだけではなく、チップを一つ挟んでいる。どうも、これが、一旦ゲートが入ると+-に動いてもゲートONにしっぱなしにするようだ。そうでないと、エラーを拾って、ティプロトニックモードには入れなくなる。診断機でエラーを拾っては消去を繰り返してわかってきた。
だから、この部分を別の部分のスイッチとしているAUDIのモデルもある。
基盤からコネクタへの断線も疑ったが、テスターで当たって断線もなく、セーフスイッチもない、テスターを当てるとわずかに反応はするがグランド信号を出力しないということで、基盤不良と診断した。合ってるのか間違っているのか?基盤を発注したので、入荷を待って試してみよう。