エバボレーターの掃除で済んだかに見えたザフィーラのエアコンですが、どうも様子がおかしいです。効いたり効かなかったりで効かない時のほうが多い。
ザッと見て、漏れていそうなのは、この高圧サービスバルブの辺り。これは、内部のボールの当たりを直してOK
取りあえず、様子見のためにゲージマニホールドを買ってきて測定。
高圧側が2MPa辺りまで上がるとコンデンサーファンが周り始めて、一気に1.2MPa辺りまで下がる。再び上がりを短いサイクルで繰り返す。
この症状をオートガレージ959の合田さんにメールで問いあわせてみると、わざわざ電話をくださり、相談に乗って下さった。本当にこのお方、この車が好きというだけではなく、とっても親切です。以前にも相談に乗っていただいたことがあるのですが、とても親切にお答えくださいました。
「恐らくリキッドタンクの詰まりでしょう」という診断。交換の際には冷媒を少なめに入れるようにとアドバイスをいただいた。
早速いつも頼んでいるAutoVauxに部品発注。
部品が揃ったところで、これまたいつもお世話になる近所の電装屋甲信ジーエスに冷媒の回収をしていただきました。
バンパーを外してリキッドタンクの交換です。
30分真空引きをして、バルブを閉めて15分。漏れの確認をしました。真空ポンプは家庭用エアコンの設置のために買ったものです。
さあ、冷媒を入れ始めますが、一缶入れるとサービス缶バルブが壊れてしまいました。このバルブ、ダメですな。
しかたなく、部品を買いにアストロプロダクツへ行きましたが、在庫切れ。入荷を待って、再び入れます。
ちなみに、このマニホールドとホースは7/16-20という規格のネジですが、M10-1.5という規格のものが一般的です。
再度入れます。ところが、コンプレッサーが動きません。えっ。そう、サービス缶バルブを右に回して穴空けた後、左に回して穴を解放するのを忘れていました。順調に圧が上がります。
3本目を入れ終わると高圧1.5MPa, 低圧0.3MPaで安定しています。吹き出し口も冷えています。一本目で少々ロスしたので、冷媒量は580g程度。
吹き出し口は家の温度計で測ると13度程度。OKです。
冷風復活で夏を迎えられました!
さあ、費用はいかほど
合計 24,505円
診断だけでたいてい1万円程度、リキッドタンクは国内見積もりは27,100円でした。やっぱりDIYでチャレンジしてみるものですね。
翌日、注文していたデジタル温度計で測ってみると、7度前後!いいじゃないですかぁ。