ヴィータ、中古で買ったときからエアコンファンの風量1が回りません。考えられる原因は二つ
1.エアコンコントロールスイッチの不良
2.ファンレジスタの故障
確率から言うと2.の方が大きいですが、他のチェックも兼ねて1.をやってみました。他のチェックとはオーディオ部の隙間の調整(ナビの角度調整が引っかかってしまう)です。
オーディオ部(ナビ)を取り外し、エアコン部のパネルを外し、上の2本のネジを外すとエアコンのコントローラーが外せます。左右のワイヤ、とハーネスを外します。
ヘインズの配線図を見ながら、テスターでスイッチ部のチェックをします。問題ありませんでした。
次に、ダブルチェックとして、ハーネス側にクリップを差し込んで、ファンが回るかどうかのチェックです。やっぱり風量1の場合のみダメです。結果としてレジスターの不良が確定です。
レジスタは風量1から、順に2,3と直列に抵抗を繋ぐような配線になっています。風量1で使われる部分は風量0以外は常時使われることになり、熱を持ち断線する寿命が短めになり、風量2,3はでるが、1は出ないという故障が多いようです。
レジスターはただの抵抗ですが、電流が大きいため、それなりのものが必要です。ここの部分、ヒューズが30A、12V+αが流れていますから、最大消費電力は360W+αでしょうか?ところが普通電気パーツとして流通している抵抗はせいぜい30W程度です。調べてみると、レジスタとして用いられるのはコイルがトランジスタです。どちらも熱を持つので、ファンの風が当たって冷却するような仕組みになっているものがほとんどで、何かの抵抗で代用することは難しいようです。
部品に当たりを付けてヤナセに訊くと、新品は8,300円。ヤクオクで中古部品が3,150円、同じ形状でコネクタが違うのがVWのゴルフなどで使われているもので、中古では同じ程度の値段です。ヤクオクで中古部品を入手することにしました。
ブロアレジスタの不良がハッキリしたヴィータ。ヤフオクで中古のレジスタを手に入れました。3,150円+送料500円+振込手数料168円の合計3,818円です。
グローブボックスと、その下のパネル。助手席足回りのダクトを外し、ブロアファンの3本のネジを外します。ナビの配線などがいっぱいです。
その億の赤丸内にあるのがレジスタ。これを交換です。
取り外したレジスタはこれです。
バッチリ回復しました!
あとから、通電確認をしますと、一箇所通電しません。やっぱり不良ですね。