気になっていたところをまとめてメンテナンスです。
まずはタイヤの交換です。スリップサインが出始めました。ギリギリまで使いますが、これ以上は危険になってきますので、交換です。
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■フロントブレーキの整備
左前からディスクの摩耗のサインである「キィーーーー」という音が出始めました。
確認すると外側3.3mm, 内側5.5mmでした。摩耗限度は2mmですから、もうちょっと使うことにして、バラした右側のみグリスアップをしました。
ディスクも確認すると21.2mm。これの摩耗限界は21mmですから、もうちょっといけるでしょう。
ちなみにリアのディスクパッドも同程度摩耗しています。写真左はすり減ったパッド、右は交換用に取ってある中古部品。
■水漏れの確認、オルタネーターの交換、カムシャフトセンサーの交換、ドライブベルトテンショナーの交換。
微量の冷却水が減ります。タイミングベルトを交換したときに、ウォーターポンプの締め付けが甘かったたかとの疑いがあったので(ヘックスのロングビットが必要ですが、なかったので)、確認します。これを機に傷んでいるカムシャフトセンサーと、そろそろ予防交換としてのオルタネーターの交換をします。ドライブベルトテンショナーもドライブベルト交換時に交換していないので、予防交換です。一連の作業は同じ行程を辿るので、一気にやりました。
1. 右タイヤハウス奥のカバーを外す。
2. ドライブベルトのテンショナーを緩めてドライブベルトを外す。
3. ドライブベルトテンショナーを交換。回してみたところ異音もありませんでしたが、予防交換です。
4. カムシャフトプーリーを外す。脱着には、フライホイールに回り止めのマイナスドライバーを入れる。
5. エアクリーナーのボックス一式を外す。スロットルボディーへのエア管も外す。
6. タイミングベルトカバー上下を外す。
7. ウォーターポンプの冷却水漏れはなし。
8. カムシャフトセンサーを交換。これはタイミングベルト交換時、ケーブルの被覆がぼろぼろになっていたところを、ビニールテープとホットボンドで簡易補修をしておいたものです。
9. オルタネーターを交換。オルタネーターの下の長いボルトがシャーシに干渉して抜けません。右エンジンマウントを外し、エンジンをジャッキして逃げ場を作って外しました。配線を外して、取り出します。ベアリングに異常はありませんでした。ブラシの状態などあとからチェックしてみましょう。タイミングベルト交換時にチェックしているのですが、その時には、スリップリングに段付摩耗が見られました。交換したのは中古品で、3万キロほどの使用品です。
10. 後は元のように組み上げました。エアクリーナーのボックスの固定ゴムがちぎれていたので、シリコンを充填、同固定ナットのねじ穴がおかしくなっていたので、ドリルで穴を空けてからハンドナッターでねじ穴を作り直しました。
組み上げてエンジンを掛けると、なんとブスッブスッとおかしいです。これは、以前にエアフロメーターのコネクタを付け忘れたときとよく似ています。オルタネーターを取り出すときに、場所を空けるために除けたハーネスのどこかが外れている感じです。もう一度エアクリーナーを外して周辺をチェックすると、スロットルボディーの後ろ側に入っている配管が一本抜けていました。これを差し直して無事終了。
これで一応修復完了。
後はマイナーな問題が二箇所です。
・エンジンオイルの漏れ(滲み)が治っていない→オイルフィルター周辺のチェック。
・冷却水の微量な漏れ→冷却水が交換時期を過ぎているので、交換とともに漏れ止めで様子見か?
走行距離:115,000km