電気ポット、電子レンジ、オーブントースター、電気カーペットと電気ばかり喰う回路が一つだけだった。しかも、この回路に給湯器もぶら下がっているため、しばしば落ちて面倒なこと面倒なこと。独立のコンセントとブレーカーを2回路引くことにした。
この位置にマーキング。
台所の床下収納庫を外して、そこから床裏にもぐります。
この家、壁と床の間にすき間がありません。それぞれの部屋がしっかりと気密されています。しかも、石膏ボードの壁の下にパティクルボードが張ってあって、耐震・防火に優れています。逆に加工は面倒。風呂場の入口の壁にブレーカーがあり、ここは壁の石膏ボードに穴が開けられました。ここから引っ張ります。
出てきたのは、右の洗濯機用のコンセント。ここから、上のブレーカーまでが難しかった。横に石膏ボードを支える桟木があって、これが邪魔をして線が通せません。一旦、分電盤を浮かせて、壁の中の桟木にドリルで穴を開けて線を通しました。
コンセント側は屋外壁に近いところ。軽量鉄骨のフレームが入っていて、ここは壁に直には出せません。一旦、床下の断熱材を剥がし、壁際の床に出した後、床下の一部を削って線を通しました。
コンセント部はこんな感じです。後から、線の出たところコーキングします。
配電盤を戻し、ちょっと傷つけた周囲を補修します。
ブレーカーを2個増設して、工事完了です。線を通す作業は床下と床上と、引っ張り・送りを二人でないとやりにくいです。父と声掛け合って作業をし、仕上げは父が仕上げました。さすがプロですから、細かな工事は得意なものです。