何とか延命を謀ってきた食洗機ですが、排水のセンサーも壊れたようで、きちんと排水しなくなってしまいました。ここに来ると、部品交換が必要になってきますが、部品はもうメーカーにもありません。
しかたなく、○○オクで食洗機を購入です。動作未確認の未使用品という少々曰く付きのものを超格安にて落札しました。三菱のEW-BP45Sです。
これまでの食洗機と幅は45cmと一緒ですが、以前のはフルオープン式。今度というか、今の食洗機のほとんどはスライド式で、なおかつ、サイズが小さくなっています。そこで、専用の台が必要です。仕方なく、手持ちの合板、集成材で作りました。下の空いたスペースには、後から、引き出しを作成の予定です。
電源、配管等はそのまま使用します。取り付けたものの、電源が入りません。バラしてみると、表の部分に回路図が出てきます。回路図を追うと、二つのヒューズのうち、ヒューズが一つ飛んでいます。何らかの原因でヒューズが飛んだようです。一番多くあるのは、100Vの電格ですが、IHコンロの電源などと混同して200Vを流したというようなケースです。飛んでいるヒューズに、ワニ口クリップで手持ちのヒューズを入れて、コンセントを挿すと、その場でヒューズが飛びます。このヒューズの先は、温水入り口の電磁弁です。ここにテスターを当ててみると、問題ありません。私が調べられるのはこの辺りまでです。
一応、保証期間内にはなっていますが、このような故障のケースでは保証外になるケースです。
考えたところ、メーカーに問いあわせて、費用を出してもらって判断しようとサービスマンに来ていただきました。サービスマンに事情を説明しますと、一応、私が診断したところまで、確認してから、基盤を取り出して、回路を追ってくれました。すると、ヒューズの手前に雷サージ対策にバリスタが入っており、このバリスタの抵抗値がおかしいと言います。そして、それに関連した抵抗が一つ焼けています。
サービスマンの診断では、雷などの突発電流が入って、バリスタが作動するとともにヒューズが飛び、関連する部分にも異常が出ている可能性が高いということでした。どのみち、ヒューズは基盤に直付けで、基盤ごとの交換になるので、この制御基盤の交換で治る見込みが非常に高いが、保証はできないということでした。ちなみに制御基盤は5,000円、これにサービス料金がかかるということでした。
交換してみると、サービスマンの診断通り、バッチリ治りました。サービスマンもこのような故障は稀で、治し甲斐、診断し甲斐のある修理と嬉しそうでした。
さて、製造番号、製造年月日などを確認すると、まだ保証内なので、保証内で処理してくださるとのこと。これが工事ミスなのか、どこかの異常なのか対応が微妙な部分だということです。恐らく、この製品のほとんどは、システムキッチンメーカーへのOEMなので、それで取り付け工事をしたら、電源が入らず、クレーム交換になったものではないかとのことでした。責任の所在がハッキリせず、まだ水すら通していないものなので、このような対応もできるとのことでした。イヤイヤ、親切なサービスマンに来ていただいたことです。感謝!
電気製品の故障はメーカーによって、保証の対応などを少々の柔軟性を持たせてしてくださるところが、いままでもいくつかありました。そのような対応してくれるメーカーはこれからも信用したいという気持ちを起こさせてくれるものですね。ちなみに、これまで柔軟によい対応をしてくれたメーカーは、次の各社です。
・ブ○ザー
・シャー○
・TOSHI○A
細部の仕上げは後ほど!