カテゴリー

MacBookPro2013のSSDインストール

IMG_4357-2018-07-17-15-07-2.jpg

頼まれもののMacBookPro2013のSSDインストール。ディスクなしのものを入手して、SSDをインストールしたのだが、どうやっても、インストールが途中で止まってしまうという。発熱量の多いSSDなので、熱暴走なのか?何かといろいろ試してもうまくいかないという。

やってみるとなるほど、インストールができません。

  1. 内蔵SSDにインストールできずに、エラーが起こる。
  2. 外付けディスクにもインストールできずに、エラーが起こる。
  3. High Sierra(10.13)では何か問題があるのではないかと。Yosemite(10.10)をインストールしようとするとディスクを認識しない。
 Samsung 960というSSDに下駄を履かせて取り付けているのですが、これは、何か相性問題だなぁと思っていると、Vintage Computerのページに情報を発見

————————————————————————-

Samsung 960系のデメリット、純正品のメリット

a OSはHigh Sierraのみの対応

それ以下では、全く認識されません。ターゲットモードを使用しても、相手がHigh Sierraでないと認識されません。

純正品は、事実上OSの制限がありません。10.8.5以上を推奨です。

b. OSインストールがやや手間。

Samsung 960系は一度High Sierraがインストールされた本体でなければ、使用できません。そして、OSのインストールは通常手順ではすんなり行かず、コツが必要です。その辺りはマニュアルでしっかりと解説していますが、つまづきやすい部分です。

————————————————————————–

 2の問題はこれのaで納得。

 1の問題はこれのbで納得。

 さらに情報を探すと、High Sierraからファイルシステムが新しいAPFS(Apple File System)になり、これはHigh Sierraをインストールすると自動的に変換されるのだが、その際、ロジックボード側でファームウエアのアップデートを行い対応することになっています。ということはVintage Computeの「Samsung 960系は一度High Sierraがインストールされた本体でなければ、使用できません。」という問題はこれです。まぁ、商売ですから、商品を買えばマニュアルを付けますと言って、最後まで教えてくれないところがミソですね。

 というわけで、手持ちのMacBookAir2013の純正SSDを入れて起動。これをHigh Sierraの最新版にアップデートをかけます。その上で、Samsung 960をインストールして、リカバリの入ったUSBから起動してHIgh Sierraをインストールするとあっさりとインストールできました。

 このSSD、他にも「ディープスリープ復帰問題」があるそうですが、それも解決方法はあるので安心して使えますね。

IMG_4382-2018-07-17-15-07-2.jpg

これが問題のSSD

IMG_4380-2018-07-17-15-07-2.jpg

インストール中。インストールがここまで行かなかった。

IMG_4381-2018-07-17-15-07-2.jpg

そして、無事にインストールし起動しました。

IMG_4383-2018-07-17-15-07-2.jpg

このSSD発熱量がかなり多いらしく、ヒートシンクを付けて対応すると安心らしい。

IMG_4384-2018-07-17-15-07-2.jpg

ヒートシンクを取り付けて、完了!