頼まれもののMacBookPro2013のSSDインストール。ディスクなしのものを入手して、SSDをインストールしたのだが、どうやっても、インストールが途中で止まってしまうという。発熱量の多いSSDなので、熱暴走なのか?何かといろいろ試してもうまくいかないという。
やってみるとなるほど、インストールができません。
————————————————————————-
Samsung 960系のデメリット、純正品のメリット
a OSはHigh Sierraのみの対応
それ以下では、全く認識されません。ターゲットモードを使用しても、相手がHigh Sierraでないと認識されません。
純正品は、事実上OSの制限がありません。10.8.5以上を推奨です。
b. OSインストールがやや手間。
Samsung 960系は一度High Sierraがインストールされた本体でなければ、使用できません。そして、OSのインストールは通常手順ではすんなり行かず、コツが必要です。その辺りはマニュアルでしっかりと解説していますが、つまづきやすい部分です。
————————————————————————–
2の問題はこれのaで納得。
1の問題はこれのbで納得。
さらに情報を探すと、High Sierraからファイルシステムが新しいAPFS(Apple File System)になり、これはHigh Sierraをインストールすると自動的に変換されるのだが、その際、ロジックボード側でファームウエアのアップデートを行い対応することになっています。ということはVintage Computeの「Samsung 960系は一度High Sierraがインストールされた本体でなければ、使用できません。」という問題はこれです。まぁ、商売ですから、商品を買えばマニュアルを付けますと言って、最後まで教えてくれないところがミソですね。
というわけで、手持ちのMacBookAir2013の純正SSDを入れて起動。これをHigh Sierraの最新版にアップデートをかけます。その上で、Samsung 960をインストールして、リカバリの入ったUSBから起動してHIgh Sierraをインストールするとあっさりとインストールできました。
このSSD、他にも「ディープスリープ復帰問題」があるそうですが、それも解決方法はあるので安心して使えますね。
これが問題のSSD
インストール中。インストールがここまで行かなかった。
そして、無事にインストールし起動しました。
このSSD発熱量がかなり多いらしく、ヒートシンクを付けて対応すると安心らしい。
ヒートシンクを取り付けて、完了!