夏に友人がこのストーブを紹介してくれた。我が家には石油ファンヒーターとエアコンしかない。前々からイカンとは思っていたが、3月にそれが現実になった。計画停電で暖房ができなくなった。真っ暗な中、ローソクと毛布でしのいだ。
冬が来る前にと思ってこのニッセンのストーブを買おうと思ったら、えらい高いじゃないか!オークションでジャンク品を購入。それから約1ヶ月かけてこつこつとリストアした。
まずは分解して構造部品のメンテナンス。耐震装置の修理。他ススを払い、芯の調節をした。古びた外装はひたすらピカールで磨いた。これに時間がかかったのだ。「ブラスにはピカール」これがブラバンで育った私には定石。
なかったホヤを注文し、ようやく組み上がった。
なかなかこういう品は他にない。定番だからこそ部品も手に入り、メンテナンスも自分でできる定番ストーブはたぶん一生ものでしょう。もう少し早く出会っていれば、冬一番、調子の悪いファンヒーターにイライラすることはなかったかもしれない。