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エアコンの設置工事

エアコンの設置工事は結構高い。工事の部材はホームセンターでも売っているので、自分でやってみることにした。

まず、エアコンの取り付け場所を決める。エアコンを購入すると、設置説明書が添付されているが、この中には、設置の型紙があるので、これに従って位置決めをし、配管を通す穴を空ける。ついでに、ブレーカーから新しく電源を引き直すために、コンセント用の穴も空けて、ここにVVF(配線用の電源ケーブル2.0φ)を通しておく。
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部材一式

室内機を設置するが、これはブラケットに掛かっているだけ。配管は右出し、左出しどちらにも対応できるようになっている。室外機への3芯のVVFと配管とを束ねて、外に出す。
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配管は外に出したところで、接続する。配管の長さは、パイプカッターとフレアツールを使って調節するが、多少余ってもいいので、長めにしておいて、丸めておくのも手。接続部は本来ならばトルクレンチを使った方がいいが、勘レンチで締め付ける。モンキーレンチの2丁掛けでOK。
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室外機側も接続する。
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全体略図。

エアコンのガスは室外機に入っています。これが、コンプレッサーで圧縮されて高圧になり、室内機に送られます。これが、圧力解放されて気化するときの熱を奪ってエバボレーター(フィンのある部品)を冷やし、この後ろから風を送って、冷えた風がでてくるという仕組みです。低圧になったガスは再び室外機で圧縮されるというサイクルをと取ります。

ここで、接続した段階ではガスが流れませんし、管内は大気圧で、空気が入っています。ここを真空にしてやるのを「真空抜き」という作業で、ポンプを使います。が、持っていませんし、DIYで買えるような機器ではありません。この作業をエアバージといいます。

そこで、こうします。室外機の低圧側の接続部を緩め、空気が抜けるようにします。この段階で高圧側のバルブを開くと、高圧側から出たガスは室内機を通って、低圧側に流れます。空気を追い出しながら流れてきますから、空気を追い出したら、接続部を閉めれば、空気を追い出せます。時間にして5ー10秒ほどです。微量のフロンが空気中に漏れてしまいますので、気をつけて作業をします。

低圧側の接続部のナットを締めて、管全体にある程度の圧がかかったら、高圧側のバルブを閉めて、接続部のチェックをします。石けん水をかけて、泡立たなければOKです。石けん水はガス屋さんも接続のチェックに使っています。

チェック完了したら、再び高圧側のバルブを開き、低圧側のバルブも開いて完了です。

後は、排水パイプの処理、電源の処理、配管に化粧のテープを巻いたりして完成。

作業日 2003.6.22