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エアコン工事(2)

先日、リビングに付けたエアコンだが、少々臭う。ということで室外機の場所も暫定だったため一旦ポンプダウンする。そこで、分解清掃することにした。
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うわぁ、こんな状態になりました。自動掃除機能などいろいろ多機能なため、付属品が多く、バラシが大変。果たして元に戻せるのか・・・。
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フィンにはさほど汚れは目立たないが・・・
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ファンを外した裏側にはカビがそこそこ。
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エアコン洗浄用の中性洗剤を霧吹きで吹きかけた後、高圧洗浄。アルカリ性の洗剤の方が強力だが、使った後に中和が必要なので中性の方が無難ということで。
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実はエアコン洗浄用に動噴を用意したのだが・・・
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このノズルが詰まっていて出ない。新品なのに!というわけで、恐る恐るいつも使う高圧洗浄機を使ったところ、やっぱりフィンを一部曲げてしまい、それはあとで細いマイナスドライバーでチマチマと修正。
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さて、もう一台、天井埋め込み型のエアコンも交換するので、こちらも洗浄。こちらは分解が簡単!
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こちら、天井埋め込みエアコン。これはこの建物が建ったときからのもの。だとすると28年。まだ、動いてはいますが、いつ壊れるかわからない。また、3台マルチのため、室外機のコンプレッサーでも壊れれば全滅。その室外機も起動時に「ウィ~~~~~~ン」と起動音が結構なもの。危ういので交換です。
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もう一つの問題は、このベランダで通気が悪いこともあります。それにしても、この室外機、どうやって下ろしたらいいのか。階段からは狭い+重いでまず無理です。最新のものでも重量は60kg近く。ポンプダウンとこの問題を解決するいい方法を思いつきました。クルマのエアコン修理などに使うためにガス回収機を入手してあったのです。これで、ガス回収をして、バラして下ろせばいい。バラした部材はリサイクル工場に持ち込めばいいのです。
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というわけでガス回収です。このガス回収機とタンク、7/16-UNFサイズの配管ネジです。R410AとR32のマニホールドは1/2-UNF。これは困ったと思いましたが、2つ持っているR134a、クルマ用のマニホールドと配管のセットのうち一つが、この規格です。ガス回収だけの用途なので、これでもいいでしょう。うまく生きました。ただ、ホースの数が足りなくて、低圧側からの回収ができなかったため、わずかに冷媒が残りました。
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洗浄した室内機のうち一つは前回と同じところに取り付けましたが、天井埋め込み型のほうです。天井からネジで吊ってありますので、配管などを外して撤去です。
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さて、新規に取り付ける方ですが、サイズが違う!前のものより縦長なのです。穴を縦方向に10cmほど拡張し、天吊りボルトの位置をズラしました。写真を撮っている間がなかったのですが、屋根の角材から一旦水平のステーを介しているので、ステーに穴を開け直し。大きいドリル刃が切れ味が悪く。適当なサイズで穴開けした後、リーマーで拡げました。ちょっと手間がかりました。
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配管部分を組んで、この後、断熱カバーをタイラップで固定。

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既存マルチの配管が出ていますが、このうち一本を入れ替え。R22からR410Aの冷媒への転換、そして室外機の位置替えですから、新規配管に切り替えです。残りは改めて撤去です。
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もう一台の配管と合わせて、ベランダのサッシ上をまたぎ、1Fへ下ろします。
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室外機は場所の関係で2段架台で設置です。水平器を出して、水平を確認しながら組みます。
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そして、一台目の真空引き。
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二台目の真空引きですが、配管長も長く、中古のエアコンの状態も不明なので、保存してあった、室外機からガスを配管分補充します。総量は分からないので、駆動しない圧で回すだけです。
どうやったらいいか考えたのですが、供給側は低圧の配管に蓋をし、両方のサービスポートから真空引きします。真空引きが終わったら、供給側の弁を開いてガスを回します。ところが、この状態で弁を閉めると、マニホールドと配管内にガスが残ります。そこで、供給側の弁を閉めた後、受け側で一旦ポンプダウンをすると低圧側で供給していますから、ガス回収できます。ポンプダウン時、マニホールドのガス圧がゼロになるのを確認してはずしたところ、うまく行きました。
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うまく、二段の室外機の設置ができ、この後、テスト運転して作業終了です。この後、外した室外機の撤去や配管のテープ巻き、固定などの仕上げ作業が残っていますが、機能的には完成です。こうした作業、なかなか時間がかかり、一日では終わらず、2日がかりになりました。2日目は午前中+αくらいの作業でした。

今回導入したエアコンのスペックは次の通り。天井埋め込みエアコンは2010年モデルのため、省エネ的にはさほどよくないが、最新のダイキンのモデルでも通年エネルギー効率は5.3-5.6程度。ハウジングエアコンは、壁掛けエアコンに比べてモデルチェインジの頻度が少なく、省エネ的には一歩劣る。

CS-404CXR
冷房:
定格能力:4.0 (0.4-4.5kW)
定格消費電力:890 (120-1,720) W
暖房:
定格能力:5.0 (0.3-7.2) kW
定格消費電力:890 (120-1,720) W
通年エネルギー消費効率:7.4 (JIS C 9612:2005) 7.1

MLZ-GX28RAS
冷房:
能力:2.8kW
消費電力:650W
暖房:
定格能力:4.0 kW
消費電力:1110 W
通年エネルギー消費効率:4.6

これまで設置されていたエアコンは
CS-BMG40AC2×3台のマルチエアコン
(続く)